東洋陶磁美術館「文房四宝-清閑なる時を求めて」(大阪市)
前回の帰省時は閉館だったので、久しぶりに東洋陶磁美術館に行ってきました。
10代の頃から通っている美術館。
10代後半の多感な、自分がとりたてて何者でも無いことに打ちひしがれる頃に来はじめて、何者で無くてもかまわないと開き直るきっかけを作ってくれた美術館です。
中国の文房四宝は、超絶技巧の塊。背丈よりも高いパネルになっている、画像の堆朱を彫ったものは、実際は筆サイズ。
ここまでやらないと殺されるのか?くらいのすご技てんこ盛り。
前回閉館で、今回来てみてはじめて気がついたのですが、常設品の多くに転職先の会社の名前が出てきていました。
謂われを調べてみると、一つの会社が消えていく経緯がからんでいて、小説にもなっている。偉大な美術コレクションの裏側をたどる意味でも、読んでみようと思いました。
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