2018年無職の旅

2018年9月〜2019年3月 無職期間中の旅。その後も。

多賀城(宮城県多賀城市)

仙台から乗り換えて国府多賀城へ。仙台から北の本州は、個人的に未踏の地。
今回は多賀城跡を見に行くことが目的です。


国府多賀城駅は、「ここで降りていいんですか!?」と慄くほど鄙びていたけれども。

すぐ駅前に立派な建物が。「東北歴史博物館」と。

当初予定になかったものの、入ってみることに。


もともと西日本の人間ですから、東北の歴史に大変疎いので、最初から最後まで勉強させてもらいました。広くてきれいで、展示も配慮されて充実したいい博物館でした。


そして線路を挟んで反対側の多賀城跡へ。徒歩で。駅にコインロッカーが無いため、6泊分の荷物+PCを担いでの徒歩行。

8世紀前半に築かれた東北における大和朝廷の拠点。
地元に縁がある歴史上の人物だと、北畠顕家がここに来ている。

ちょっと丘。広い。

誰もいない。何もない。

この旅、ところどころでこういう何もないところが出て来ます。
うまく伝えられないのですが、歴史の話を読んで、そこで出てくる場所に行くと、行った本人は、想像力を補う材料になってとても楽しいんです。


手荷物だけで身軽であれば、もっと奥まで歩いていたと思いますが、雨も降りそうなので、ホテルにいったんチェックインすべく、国府多賀城駅から仙台駅経由で多賀城駅へ。


駅周辺で食事をするところを探していると、立派な図書館がありました。


夕食はこの図書館にしました


なにやらMacBook開いてないと人間扱いされない(偏見)おしゃれ感。と思ったらTSUTAYA運営。まあ気にせず食べます。当然酒も飲みます。

単価が安いので1人前でくるかという予想を裏切り、単品はたぶん2人前。ひとりぼっち旅なのに。東北産ソーセージの下に敷き詰められたマッシュポテトは、それだけでもおなかいっぱいになる量で、煮詰まってドロドロになったじゃがいもスープだと自分を騙して腹に収めました。

広野駅から国府多賀城まで

広野駅を出て、次の目的地、国府多賀城駅に向かいます。
台風が来ています。


富岡駅-浪江駅間は、2018年9月4日時点でまだ震災の影響があり電車の接続がなく、連絡バスに乗ります。
今回は時間の都合で、浪江駅経由で原ノ町駅まで。
途中、帰宅困難区域を通ります。


原ノ町駅は南相馬市にあり、名高い相馬野馬追が行われるところ。
動画は大井競馬場での相馬野馬追レース。大井競馬場で毎年やってるんでしょうか。これは見たい。

相馬野馬追 in 大井競馬場


そして仙台で乗り換えて、国府多賀城へ。

Jヴィレッジ(福島県双葉郡)

いわき駅で乗り換え、広野駅で下車。タクシーで本日の目的地かつ宿泊地、Jヴィレッジへ。

長らく原発事故対応拠点になっていたのですが、今年の夏から営業を再開。東日本大震災の前の年以来の来訪でした。


ホテル部分はアネックスが増築されていて、部屋は広くてとてもきれい。今回の旅で一番快適なホテルでした。泊まった部屋はシャワーブースのみで、展望浴場に入りました。宿泊客が少ないので独り占めです。


エントランスロビー。

ロビーでは、震災から営業再開までのビデオが流されています。


一番心配していた天然芝の状態は、最高の状態。グラウンドキーパーの方々の素晴らしいお仕事です。


夕食は和食でした。
シャンパングラスがなにげに大きい。天ぷらをお代わりしました。


来年には、ピッチ一面分を覆うドーム型の全天候型練習場も使えるようになるとか。震災前よりも、より素晴らしい施設に生まれ変わろうとしていました。