目黒雅叙園創業90周年特別企画「百段階段展」(目黒)
目黒にあるホテル 目黒雅叙園の企画展に行ってきました。
普段はギャラリーとして使われている、目黒雅叙園の百段階段(東京都指定有形文化財)の、階段と階段に連なる部屋を見る企画展です。
ギャラリーに行くエレベーターからしてこれ。
しっとり落ち着いているのはここだけですから。
豪華な天井画。こんなもんじゃないんですよ。
階段を上がりながら、部屋をのぞいていきます。
第一の部屋、「十畝(じっぽ)の間」。荒木十畝の花鳥画で天井が埋め尽くされています。
長押の螺鈿も見事ですが、障子も組子も見所。
次の部屋、「漁樵(ぎょしょう)の間」。ここが一番常軌を逸している。天井、柱、小壁は彫刻。フルオーケストラ&合唱!みたいな。第九の四楽章が頭の中で流れます。
3番目の部屋「草丘(そうきゅう)の間」。礒部草丘による天井画。
4番目の部屋、「静水(せいすい)の間」。ここは比較的落ち着いたモチーフです。
5番目の部屋「星光(せいこう)の間」。ここの小壁の絵はおいしいものがテーマっぽいです。
6番目の部屋「清方(きよかた)の間」。鏑木清方の絵で装飾されています。天井は網代で、扇形の板に描かれた絵が重ねられています。
個人的に目を惹いた「目黒名所風景図白井権八」。色彩も抑えめなんですが、とても美しく雰囲気のある人物画。気になって由来を調べてみました。歌舞伎の題材の人でした。知らなかった・・・。
最後の部屋「頂上の間」は映像作品の展示でした。
圧倒的な装飾に囲まれる感覚、これは本当に行ってみないとわからない体験でした。
百段階段以外の雅叙園も異世界感。
その後歩いて品川に移動し、15:00からやっている日本酒古酒専門バーへ。
龍力の古酒ほかをいただきます。燻製系のつまみと本当によく合う。
日本各地のレアな古酒を集めていて不思議でした。ほぼすべて、酒蔵と直接仕入れとのこと。オーナーの人脈のなせる技ですね。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。