MOA美術館「国宝『紅白梅図屏風』」展(静岡県熱海市)
連休の中日、熱海に行きました。
目的地はMOA美術館です。
お昼に熱海に着いたとき、熱海駅は人でごったがえしていて、美術館も東京の有名美術館並みに混雑しているのかと危惧しましたが、特に並ぶことも無く、かといって経営状態が不安になるほど人がいないわけでなく、ほどよい人の入りでした。
美術館に到着して、ひたすらエスカレーターを上ります。なんだかSFっぽい。
良い眺め。晴れてればもっと絶景でしょうね。
高台に出て、少し階段を上ると、やっと展示のある棟に着きます。
朝食も食べずに家を出たので、まず腹ごしらえ。
美術館内のレストラン「オー・ミラドー」で、肉と魚両方食べられるコースを頼みます。
フットワークの悪い私が、熱海まで美術館だけのために来たのは、ここでランチを食べたかったというのも理由です。
オードブル。
魚はメダイだったかな。青梅のソースで。
熟成牛のグリル。マディラ酒のソースだったと思う。
腹ごしらえが済んだところで、メインの展示。これから違う世界に入るんだ、という入り口。
フラッシュたかなければ、撮影は特に注意書きのないもの以外は大丈夫。
長谷川等伯の屏風。ガラスが無い展示で、間近で筆致を見られる。力強い描線と繊細な描写が組み合わされていて明白。
美術の教科書で見てから、実物を見たくて仕方が無かった、野々村仁清の藤花文茶壺。
細かいところまでスキが無い描写。でも決して過剰ではない。すごい。ため息しか出ない。
今回メイン展示の「紅白梅図屏風」もそうですが、日本美術の国宝・重文のコレクションが多く、本当に見応えがある美術館。能楽堂のプログラムに合わせて、また来たいです。
美術館出た後、夕方早い時間から飲める店を探したあげく、熱海なのにロシア料理のカフェでペリメニ(ロシア風水餃子)食べて帰りました。
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