2018年無職の旅

2018年9月〜2019年3月 無職期間中の旅。その後も。

茶碗の修理

何年か前、日本民藝館のミュージアムショップで買って、気に入って、抹茶にもご飯にも使っていた気に入りの刷毛目の茶碗が割れた。


日用品はスペック買いが基本の自分が、珍しく趣味を反映して買った茶碗で、さほど高価なものではないけれど、使っている内に、貫入に染みができてきたり、愛着のある茶碗。


思い切って、継ぎの修理に出してみました。


金継ぎについては、キット等も1万円以下で出ているものの、プロに持ち込んでよかったな、と思ったのは、割れた以外に、本体に貫入でないヒビが入っていたのがわかったこと。
最初は、お高いけど金継ぎにしようと思っていたんですが、ヒビの部分の補修に金を置くとわざとらしくなる、ということで、ヒビの補修の色に合わせて、錆色の継ぎにしてもらいました。
それでもお値段は、茶碗本体のお値段の4倍。豪快に割れて、継ぎ目も長いからしょうがない。


ペットだって、病気になったら、買った値段より治療費の方が高いからって、治さないことはたぶんないでしょう。生きているものではないけれど、愛着をもって使って、自分なりに育てた茶碗ですから。


仕上がりは半年後です。