2018年無職の旅

2018年9月〜2019年3月 無職期間中の旅。その後も。

核融合科学研究所(岐阜県土岐市)

多治見からバスに乗り、土岐市にある核融合科学研究所に向かいます。

以前土岐に仕事で寄った際、駅の案内板に施設名が書かれていて、検索してみたらギャラリーの写真が非常にエキサイティング。平日でないと見学できないため、無職のうちにこそ行くべきと決意固く。


見学は、核融合の仕組みや研究開発の歴史について詳しく聞くことができます。
装置関係の多くを日立製作所が手がけています。

こちらは東芝が作った強制冷却装置。東芝もすごい。

使われている大型ヘリカル装置の真空容器の原寸大モックアップ。いかにも作るのが難しそうな複雑な形状。実際に建設するとき、この仕様だと大変なコストがかかるだろうなと、また調達のことを考える。

装置について調べていたら、1999年2月の日立評論が詳しかった。
http://www.hitachihyoron.com/jp/pdf/1999/02/1999_02_06.pdf
ついでにたどった「日立評論100年の軌跡」もわくわくする。改めてすごい会社だわ。


核融合については、文部科学省のサイトにも記載があります。

上記サイトに「核融合の特徴」として記されている「少量の燃料から膨大なエネルギーを取り出すことができる。」は、もらってきたパンフレットから抜粋すると具体的には、「水3L分(重水素0.1g)+携帯電話の電池1個分(リチウム0.3g)=日本の1人あたりの年間電気使用量を発電」ということで、飛躍しますが、実現し普及すれば、少なくとも石油をめぐって戦争をしなくてもよくなる日が来るのではないか、と思ってしまいました。