西郷隆盛は、明治10年(1877)9月19日から同24日未明に至る6日間、この洞窟で起居した。しかも、薩軍と政府軍との城山攻防戦という西南戦争の最終段階において、政府軍の城山包囲網の中、西郷隆盛はこの洞窟で過ごし、最後まで薩軍の指揮をとっていた場所として、重要な史跡である。現在の洞窟の規模は、奥行きが4m、間口が3m、入口の高さは2.5mである。昭和49年(1974)、鹿児島市の記念物(史跡)に指定された。
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